最近ではあこがれの芸能人やモデルだけでは飽き足らず、アニメに出てくるキャラクターのような顔や体になりたいと美容整形を受ける人も少なくないそうです。顔をそうですが、身体をアニメキャラクターと同じようなスリムな体にしたいと脂肪吸引以外にも様々な手術を受ける人もいます。アメリカでは、1000万円の費用をかけてアニメと実写をコラボした90年代の映画である「ロジャーラビット」に出てくる女性アニメキャラクターのヒロイン、ジェシカ・ラビットになるために肋骨を抜く美容整形を行った女性が話題になっています。肋骨は、心臓を始めとする肝臓や腎臓などの人間の体にとって重要な臓器を守るための骨であり、それを取ってしまうということはそこにダメージを受けたら内臓破裂や損傷を受ける可能性も高くなります。
その女性は5時間に及ぶ大手術により六本の肋骨を切除し、その他にも脂肪吸引や豊胸など十数回の美容整形を受けて35.5センチになったウエストをInstagramで披露したそうです。医者が安静にしているよう指示したにもかかわらず本人は手術の成功に満足しているようで、整形依存症でもないししっかりと運動を行いタバコやアルコールなどの摂取もやらないという健康ぶりをアピールしているようですが、肋骨を失ったことによって起こるリスクや副作用は普通の美容整形に比べてもリスクが高くなるのは当然です。整形前の写真を見ても、する前も十分美しい人なのに、なぜ個性を失ってまで別の誰かになりたいというのはもはや心の生計を行わない限りは治せないのではないでしょうか。