紫外線といえば、シミやくすみといった肌トラブルの原因になる事は、多くの方がご存じでしょう。確かに紫外線を浴びると、メラニン色素が大量に作られる為、シミやくすみといった症状は現れやすくなります。しかし、実は紫外線によって「ニキビ」も出来やすくなってしまうのです。紫外線が肌に当たると、活性酸素が増えると言われています。
活性酸素は私達の体に無くてはならない存在ですが、増えすぎてしまうと話は別です。増えすぎた活性酸素は肌細胞に、ダメージを与えてしまい、老化を促進させてしまいます。老化だけでなく、肌細胞がダメージを負う事で、ニキビも出来やすくなってしまうのです。また、紫外線に当たり皮脂が酸化する事でも、ニキビが出来やすくなると言われています。
ニキビなどの肌トラブルがあると、日焼け止めを塗る事を躊躇ってしまいますが、塗らなければかえってトラブルを悪化させてしまいかねません。ですので、予防と改善の為に日焼け止めを塗り、紫外線から肌を守る事が大切です。ただ、「日焼け止めを塗るとニキビが出来やすい」という方も多いかと思います。油分を多く含む日焼け止めの場合、毛穴を塞いでしまうので、症状を悪化させてしまいがちです。
クリームタイプの日焼け止めではなく、パウダータイプの日焼け止めなら、肌への負担を最小限にして紫外線対策できるのでお勧めです。この時、SPFの数値の高い商品を選んでしまいがちですが、SPF値が高ければ高い程、肌には負担がかかります。日常生活の紫外線から肌を守るのであれば、SPFは30~35程度、PAは+++程度が有効です。